『衝動』

人生において、「非常ベル」を押したことはおかげさまで、
これまで一度もありません。

学校で何度、ベルの前に立ったかわかりません。

本当に鳴るのだろうか?
ボタンは固いのだろうか?

そんなことをよく、思いました。

小さい頃、バスに乗ると、降りもしないのに
乗降用のボタンを押したくて、仕方ありませんでした。

乗り合わせた子どもが、お母さんに
「ねぇ、もうおしていい?」
と、しきりに聞く気持ち
すごくわかります。

そんな(いけない)とわかっているのに
してみたくなる「衝動」って、
そういえば、いつの間にか
薄れていたような。

それはそれでちょっぴりさみしいな、
と思うこの頃です。

fb20161011

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