格安SIMに移行していいの?(データ編)

前回、格安SIMのかけ放題(通話定額)は「現時点では本当の意味での話し放題ではない」ので現在の契約を確認したうえで比較検討することをお話しました。
こちらから発信して、概ね1時間以上の電話通話をされることがあり、3大キャリアが提供している「かけ放題(カケホーダイ、通話定額)」プランに加入されている場合は特に注意が必要です。

さて、今回は「データ通信」について見てみましょう。

まずは、現在(概ね直近3か月)の通信量(パケット通信量)がどれぐらいなのかを調査して、ライフスタイルや行う事柄に応じてデータ通信の上限を決定する必要があります。

格安SIMには大きく分けて
・データ量の上限を決めて申し込む方法(2GBや5GBなど)
・データ量を無制限で申し込む方法
という2種類の申し込み方法があります。

また、使用状況や契約プランによって、下記のような制限が発生する場合があります。
・低速通信時のみ、直近3日間の規定容量を超えると確実に制限がある
・直近3日間の規定容量を超えると制限する場合がある
・直近3日間の規定容量を超えると確実に制限がある

なお、「既定容量」は各社で独自に定められており、公表されていない場合が多いです。
また、混雑状況によって契約プランに関係なく、均一の制限が発生する場合もあります。

料金に関しては各社でバラツキがあり、場合によっては同一のデータ量を契約したにも関わらず、現在のデータ通信に掛かる費用よりも高額になる場合もありますので注意が必要です。

よく「格安SIMはデータ通信が遅い」という話を聞きます。
これは、格安SIM会社が大手キャリアの回線を借りるためのシステムに左右される問題なのですが、これまた公開されている情報が少ないため「運次第」といった様相を含んでいることも事実です。

参考程度のお話なのですが、現在、とある格安SIMの「データ量無制限プラン」をモバイルルータに入れて使用していますが、田舎でも都会でも、朝昼晩でも、早いかどうかは別として問題のない速度で使用できています。

スマートフォンで動画を観る場合、どれぐらいのデータ容量になるかご存知ですか?
様々な条件がありますのであくまでも参考程度であり、量を少なく見積もった計算なのですが、ストリーミング再生の動画を1時間観た場合、データ量は大体200MBから400MBになるんです。
と、いうことは、毎日1時間の動画を観ていれば、月に大体6GBから12GBのデータ量を使ってしまう計算になります。

動画、音楽、ネットラジオといった大容量のコンテンツを再生する場合は、それに比例してデータ量もググッと上がります。
最近は自宅にインターネット回線を引いていない方もおられるらしく、そのような場合もデータ量がかさむことが多いと思います。

現在の使用状況を把握して、それに見合った通信が可能となる格安SIMを選ぶことが重要になってきます。

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