Windows10のアップグレードを行うべきか、行わざるべきか

さて、本日はWindows10のアップグレードを行うべきか、行わざるべきかについてです。
 
アップグレードを行うにあたって、いくつかの注意があります。
 
第一に「ソフトウェアや周辺機器がWindows10に対応しているかどうか」です。
 
現在、お使いのソフトウェアや周辺機器がWindows10に対応している必要があります。
いつも使用しているソフトウェアや周辺機器(プリンタなど)がWindows10にアップグレードしても使用できるのかを確認しておかないと「使えなくなった」と慌てることになります。
 
大半は、各ソフトウェアや周辺機器(メーカー)のホームページに、Windows10に対応いているか否かの情報が記載されています。
まずはそれを確認して「そのまま使用可能」「アップデートプログラム(パッチ)適応で使用可能」「使用不可」など、どのような対策をとらないといけないのかを確認してください。
 
第二に「パソコンがWindows10に対応しているかどうか」です。
 
Windows10のアップグレードが開始されたのは「2015年7月29日から」です。
アップグレード日から遡って、概ね3年程度の間に発売されたパソコンであれば、パソコンメーカーが対応を表明している機種が多いと思います。
 
お持ちのパソコンメーカーのホームページに情報が記載されています。
「アップグレード可能か」「アップグレード時の注意事項」「アップグレードに必要となるドライバ等の情報」を確認してください。
 
基本的に注意すべきことは、この2点になります。
これがすべてクリアされているのであれば、Windows10へのアップグレードを行って問題ないと考えます。
 
Windows10には「最小ハードウェア要件」というものが存在します。
 
・1ギガヘルツ(GHz)以上のプロセッサ
・32ビット版では1GB、64ビット版では2GBのメモリ
・32ビット版OSでは16GB、64ビット版OSでは20GBのハードディスク空き領域
・DirectX9以上が使用可能なグラフィックカード(グラフィック機能統合のチップセット含む)
・800×600以上の画面解像度があるディスプレイ
 
Windows10は、この「最小ハードウェア要件」をクリアしていれば、原則的に「アップグレード可能」と判断します。
ただし、それはあくまでも「Windows10が動作する」という意味合いでの「アップグレード可能」であり、パソコンや周辺機器、ソフトウェアが正常に動作することを保証するものではありません。
 
メーカー製パソコンには、独自の機能が多数存在します。
テレビを観たり録画したりする機能、スピーカーやヘッドホンなどから出力しれる音を加工する機能、キーボードに機能を持たせてソフトウェアの起動やコントロールを行うなど、内容は様々です。
 
そのような機能が不要で、Windows10が動けばいいとおっしゃる方であれば「最小ハードウェア要件」以上のパソコンでWindows10のアップグレードを行うことは可能です。
しかし、Windows10へアップグレードして挙動がおかしくなる、予期せぬ再起動が発生するようになるなど、小さい問題から甚大な問題まで、何が発生するかは分かりません。
※当然、何の問題もなく使用できることも多くあります。
 
弊社では、Windows10の開発時から検証プログラムに参加して、検証機で動作を確認してきました。
また、アップグレード開始日から数日してWindows10へのアップグレードを数台の検証機で行い、ソフトウェアや周辺機器との相性、様々なプログラムや動作の確認を行ってきました。
その結果、Windows10が優れたOSであり、弊社で使用することに対して問題がない事を確認して、2016年5月9日(月曜日)より、業務使用パソコンをWindows10Proへアップグレードを行ったパソコンを使用しています。
 
個人使用であればそこまで問題はないのかもしれませんが、業務使用であれば、やはり、動作確認や検証は必要になるかな?というのが実感です。
 
日本時間の2016年7月29日(金曜日)に、Windows 10への無償アップグレードサービスが終了します。
そこからは「有償扱い」となります。
 
そういったことを踏まえ、明日は、Windows10のアップグレードの方法論をお話します。

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