たびたびブログに登場する奈良の父。
持病があるため、その日の体調によって、過ごし方が当然のことながら変わります。
如実に変化したのは、お風呂に入る回数です。
以前は2〜3日に1度のペースでしたが、約1年程前くらいからでしょうか、週に1度のペースになりつつあります。
これまで、お風呂で意識を失うことが3回程あったので、それも影響してのことかもしれません。
一人がしんどいようなら、手伝うよと言葉はかけるものの、非常に気を遣う人なので「ええわ」の返答。
お風呂場に緊急時用のブザーも付けましたが、意識を失った時も押すことは一度もありませんでした。
また、デイサービス等も一切行きたがらないので、現在は父の意思を尊重し、入浴サービスも利用はしていません。
自分達の生活スタイルの変化によっては、父の意思にはそぐわないことも将来的に出てくるかもしれません。
以前は、定期的に「今日お父さんお風呂どうします?」と尋ねていました。
尋ねないと、普通に4・5日経ってしまうからです。
それと、言語障害が進んでいる父にとって「聞かれたことに答える」ということは、練習の一つとも捉えていました。
でも、それもやめました。
たびたび尋ねられ、返答に悩むのも正直しんどい、
尋ねられたら、体調がしんどくても「入るわ」と言わなあかんかもしれへん、と思わせているかもしれないと思ったからです。
単に私の勝手な憶測です。
人一人を理解する、ということは非常に困難なことだなぁと、歳を重ねる毎に感じます。
話が逸れましたが、1週間に1度のペースになれば、一度浸かっただけでもお風呂を洗わなくては厳しくなります。
そんな兼ね合いもあり、先日、父と相談をして作った物が、「お風呂に入る」「お風呂に入らない」のYES,NOカードです。
入りたい日にテーブルにでも出しておいてくれたら、段取りしておくので、お願いします、と。
カードを見て、父は笑っていました。
この方法がどうなのか、まだ始めたばかりで分かりません。
でも、やってみなくてはわからないので、何事も。
今は、お父さんが笑ってくれたらから良しとしておきます。