昨日、弊社オーダーメイドパソコンを納品しました。

お客様先へデスクトップ型のオーダーメイドパソコンやモニタなど一式をお持ちして、開梱と設置作業を行い、無線LANに接続しました。
通常、無線LANへの接続にはそこまでの時間が掛かるものではないのですが、接続完了までに相当の時間が掛かりました。

「おやっ？」と思いながらも、プリンタードライバーをメーカーホームページからダウンロードするために、ブラウザを起動しました。
ところがブラウザには「インターネットに接続されていません」の文字…

お客様に無線LAN環境について伺ったところ「プリンターの出力に時間が掛かる（印刷の指示をだして数分～1日）」とのこと。

もしかして…と思い、簡易計測器を使用して、無線LANの電波状態を確認したところ、電波強度が異様に弱いことが判明しました。
アクセスポイントの横で計測しても電波が弱く、少し離れると電波をキャッチできないような状態です。

アクセスポイントの再起動を試しても結果は変わらず、アクセスポイントの電波出力を変更しても結果は変わりませんでした。
ONU一体型ルーターには問題が無く、ルーターへ有線LANにて接続して、通信速度に問題がないことも判明しました。

一言でいえば「無線LANのアクセスポイント（無線LANルーター）に問題が生じている」ということです。
お客様先の環境は、全てのパソコンやプリンター、スマートフォンなどを無線LAN接続で運用されていますし、業務でも使用されていますので、早急に解決すべき問題となります。

結果をお客様にご報告し、取り急ぎ、弊社所有のテスト用無線LANルーターに交換して状態を確認することになりました。

無線LANルーターの初期設定やセキュリティ設定を行い「ブリッジ（アクセスポイント）」としてONU一体型ルーターに有線LAN接続を行いました。
それから各パソコンやプリンターの無線LAN接続設定を書き直しました。

簡易計測器を使用して、無線LANの電波状態を確認したところ、電波強度の問題が解消しました。
無線LAN接続も安定して、プリンターの出力も瞬時に行われるようになりました。

パソコンの無線LAN接続も安定して、通信速度も有線LAN接続と比較して遜色のないものとなりました。

お客様にご確認いただいたところ、SaaS型のソフトウェア更新が瞬時に完了（今までは数秒の時間を要していた）するようになったとのこと。
購入するので、そのまま無線LANの装置を置いていってほしいとのご要望をいただきましたので、そのようにさせていただきました。

弊社は「パソコンを販売したり、設置をする」だけの会社ではありません。
お客様の環境や問題、お困りごとを解決に導くためのお手伝いが重要なミッションであると考えております。

パソコンのトラブルから無線LANなどのネットワークに関する問題、様々な製品の使い方、その他のお困りごとなどなど。
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