ニッチな需要

キングジムという会社があります。
事務用品を製造しているメーカーで「キングファイル」という商品が有名なのですが、もしかしたら「テプラ」の方が有名かもしれません。

色々とユニークな製品を開発されている企業なのですが、先日「ポメラ」という商品の新型が発売されました。

ポメラは「テキスト入力」を行うための製品です。
小さなノートパソコンのような形で、液晶画面とキーボードで構成されています。

できることは「文章を入力する」ことと、辞書機能を使えることぐらいです。
インターネットを閲覧することもできませんし、付加機能を追加することもできません。

新型のポメラは無線LAN経由で、文章をパソコンなどに転送することができます。
また、従来のように、QRコードを用いて文章を転送することも可能です。

しかし、ポメラの需要は高いようで、シリーズの累計販売台数は30万台を突破しているようなのです。

・スマートフォンやタブレットで長文を打つのは疲れるし、慣れていないと打ちにくい。
・ノートパソコンだと、持ち運びに重たく、仰々しくなりがち。
・インターネットなどが閲覧できると、集中しにくい。
・思いついたときに、すぐに打ち残せる。
などといった声があり、一定の需要があるようなのです。

小型軽量であり、画面を開いた瞬間から即、文字を入力できることは、大きなアドバンテージになります。

文筆業の方もそうですが、議事録やアイデアをまとめておくため、ビジネスマンの方の使用も多いそうです。
また、論文などの作成をされる学生さんが購入されるケースもあるのだとか。

私も文章を打つときは、必ずテキストエディタ(Windowsのメモ帳みたいなもの)を使用しています。
そうして打った文章を、ワープロソフトやFacebookの投稿に張り付けるというようにしています。

テキストエディタで打っているほうが、何となく文章がまとまりやすいような気がしますし、文字装飾などを気にしなくていいのが気楽なんです。

特定の分野に特化したニッチ市場(隙間市場)に目を向ける必要性を感じました。

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