停電とUPS

現在、台風7号が各地で猛威をふるっているようです。
皆様、どうぞお気を付けくださいね。

最近「夕立」が多くなっています。
ゲリラ豪雨とも称される最近の夕立は、本当にシャレにならない降りかたですね。

夕立に伴って「雷」も増えています。
遠くの方で「ゴロゴロ」鳴っているなと思ったら、近くに落雷があるということもあり、非常に危ないものです。

コンピュータを扱っていて一番困ることは「停電」なんです。

ノート型パソコンのように、バッテリー駆動ができればいいのですが、デスクトップ型や一体型と呼ばれるパソコンでは、電源の供給が停止した途端にパソコンも停止してしまいます。
また、サーバーやNAS、POSレジなどにも同じことが言えます。

停止するだけならいいのですが、稼働中に電源の供給が止まってしまうと、強制的に機器が停止するため、データの破損やハードディスクへの致命的な問題が生じる可能性があります。
そういった事態を防ぐにはどうすればいいのか。

UPS(Uninterruptible Power Supply = 無停電電源装置)を使用するという選択肢があります。
UPSを簡単に言えば「蓄電池を搭載した電源装置」で、コンピュータとパソコンの間にUPSを設置することで、万が一、停電で電力供給が停止しても、UPSから電力を確保することができます。

UPSの容量や接続する機器が要求する容量によって変わりますが、概ね数分から数十分の電力供給が可能です。
この間に、シャットダウンなど、通常停止に必要な措置を行います。
※UPSや接続している機器によっては、自動でシャットダウン(通常停止措置)を実施させることも可能です。

雷などによって過渡的な異常高電圧が生じて、その結果として生じる異常大電流などから保護する「サージ防護」機能を有するUPSもありますが、あくまでも「おまけ」程度のものと考えていただいた方がいいかと思います。
落雷の可能性がある場合は、通常の停止措置速やかに機器をコンセントから抜くことをオススメします。
もしくは、専用のサージ防護機器を取り付ける必要があります。

データ破損やハードディスクの破損が発生した場合、データ修復などに多くの時間と費用が発生します。
「転ばぬ先の杖」を用意しておくことも、時には必要ではないかと思います。

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