『よろしゅうおあがり』

奈良の両親と同居してから、初めて聞いた言葉「よろしゅうおあがり。」。

父が「ごっつぉさん。」と、お茶碗を下げに行った際に、母が言っているのを聞き、「それってどういう意味?」と尋ねました。

「そっか、東京では言わへんかな。」と母が笑って説明してくれました。

強いて関東の言葉に言い換えるなら、「お粗末さまでした。」という意味合いになるようです。

先日、大阪に住む父の兄夫婦を訪ねました。

おばさんが、ちらし寿司と茶碗蒸しをご馳走して下さいました。

その時におばさんが「よろしゅうおあがり。」と仰いました。

奈良の母と同じだ!と思い、なんだかうれしくなりました。

おばさんのお料理に「母の味」を感じ、ありがたいなぁとしみじみ感じました。

たかだか3年弱の奈良の母との同居でしたが、奈良の母の味が恋しいことに気づいた日でした。

こんな歳になっても「母」は偉大で、とてつもなく大きい存在なのだなぁと感じました。

うどん

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