再起動とシャットダウン

再起動とシャットダウン

パソコンなどを使用していると「再起動」と「シャットダウン」という言葉を目にします。

WindowsUpdateが自動で更新されるようになっている場合
「更新プログラムのインストールを完了するには、PCを再起動してください」
「更新プログラムをインストールしてシャットダウン」
というような表示が出る事があります。

再起動もシャットダウンをして再度電源を入れるのも同じじゃないの??
と思われる方も多いと思います。

では、この違いはなんなのでしょう??

シャットダウンして電源を入れて起動することを「コールドブート」と言います。
コールドブートの場合、起動に必要となる全ての処理を行ってから、ハードウェアが起動します。

再起動して起動することを「ウォームブート」と言います。
ウォームブートとは、電源をオフにせずに、通常電源オフの状態から電源オン(コールドブート)の通電状態にした時に行われるハードウェアチェックプログラム「パワーオンセルフテスト(POST)」を省略し起動時間を節約しています。
※一部のハードウェアでは、設定によって、シャットダウンと全く同じ動作を行うことも可能です。

と、いったように、使っている人からすると一見同じように見えますが、厳密にいうと実は動作が異なります。

パソコンやその周辺機器は、電源が入っていないときは全くの停止状態です。
その状態から電源を入れると、色々な準備作業が行なわれて使用できるようになります。

たとえば、プリンターは電源を入れるとしばらくガチャガチャと音がしてますよね。これが準備作業です。

一方、再起動の場合には、電源のオフ→オンが行なわれている訳ではなくて電気が供給されている状態で、各機器に「リセット信号」という「再起動してね」という命令が送られます。
その場合、電源が入っていない状態から入れた状態にしたときと同じ動作をする機器と、最低限の準備作業しかしない機器があるんです。

基本的には
動作がおかしくなったり、パソコンから求められた時は再起動。
使わないときはシャットダウン。
と考えればいいかと思います。

ちなみに。
スマートフォンなどの動作が遅くなった場合、再起動やシャットダウンを行うと回復することが多いです。
トラブルの際も、一度、両方の動作をお試しください。

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