格安SIMに移行していいの?(通話編)

今回からしばらくの間「格安SIM(MVNO)」について話してみようと思います。
今回は「格安SIMに移行していいの?」という基本的なお話(第1回)です。

現在、docomo、au、Softbankの3大キャリア(MNO)を使用されている方は
・現在の契約状況
・概ね3か月間のパケット通信量
・電話の通話時間(こちらから発信した場合)
をチェックしてみてください。
※各キャリアのホームぺージやアプリを使用することで調べることが可能ですし、ショップにお願いしても調査してもらえます。

まずは「現在の使用状況を把握」することが大事になってきます。
そして「使用状況を基に、各社のプランを比較検討する」必要があるのです。

例えば
こちらから発信して、概ね1時間以上の電話通話をされることがあり
かつ
3大キャリアが提供している「かけ放題(カケホーダイ、通話定額)」プランに加入されている
こういったケースの場合、格安SIMに移行すると、通話料が跳ね上がってしまう可能性があります。

ここでポイントとなるのが、格安SIMのかけ放題(通話定額)は「現時点では本当の意味での話し放題ではない」ということなんです。

格安SIMの事業者は、音声通話サービスをdocomoやauといった大手キャリアから卸してユーザーに提供していますが、現時点ではキャリアは格安SIMを提供するMVNOに対して電話かけ放題(通話定額)のプランを提供していません。
そのため、格安SIMにはかけ放題(通話定額)のプランが提供されていないということなんです。

「60分までの通話が定額」「5分以内の通話がかけ放題」「IP電話を利用する」などといった制限があり、3大キャリアが提供している「かけ放題(カケホーダイ、通話定額)」プランと同じように使用してしまうと、とてつもない請求が課せられる場合があります。

格安SIMで「NifMo でんわ」が「24時間かけ放題」のサービスを提供しています。
ただし、このサービスはIP電話を用いたサービスになるため「電話利用にはアプリが必要となる」「特定番号への発信不可」「通話品質が劣化する可能性がある」「データ通信量が消費される」などといったデメリットも発生します。 <<http://nifmo.nifty.com/option/denwa.htm>>

格安SIMからは外れるのですが、ワイモバイル(Y!mobile)であれば「3大キャリアと同じように一切の制限がない、本当の意味でのかけ放題」が提供されています。

メッセンジャーの通話機能、LINEの通話機能、Skypeの通話機能などなど。 昨今、様々な仕組みに通話機能が搭載されており、そういった機能を利用される方も増えているのではないかなと思います。
しかし、どんな状況でも使用できる仕組みではなく、また、相手が電話のみを使用されている場合も考えられます。

・3大キャリアを主回線として利用している(自宅に電話回線を引いていない)
・仕事で使用している回線である
・電話をよく掛けることがある
といった場合、格安SIMに乗り換えたのに支払い料金が上がったということになりかねませんので、乗り換え前の調査と検討をよく行われることをオススメします。

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